ラテックス系(セメント系)舗装材 居住区

U/Dシップレベラー

製造元:宇部興産建材株式会社

セメントの特性に、セルフレベリング性(高流動性)と速硬・速乾性を併せ持つ、画期的なデッキコンポジションです。

タイプ

ラテックス系(セメント系)一次甲板床張り材

特長

  1. 簡単:⽔と練るだけ作業軽減
  2. 速い:速硬・速乾、翌日軽作業
  3. 快適:作業性良好、低臭

物性データ

圧縮強度
(N/mm2)
7日 16.0
28日 25.0
曲げ強度
(N/mm2)
7日 5.1
28日 6.2
接着強度
(N/mm2)
下地 1.0 以上
表面 0.8以上
硬化体密度(kg/ℓ) 1.8

標準構造図

工程

前処理

掃除機などを使⽤して下地のゴミやホコリを除去。油分がある場合はウエス等で完全に拭き取る。

プライマーコート(U/DシッププライマーEV)

*混和材28kg(2袋)と混和液18kg(1⽸)を練り上がり量での1セットとする。

〔1〕混練

  • 混練には、専⽤混和液を必ず原液のまま使⽤する。
  • 混和液を攪拌容器に入れ、高速回転ミキサー(650rpm以上)で全材料投入後、だまが無くなった事を確認できるまで十分に混練する。

〔2〕施⼯

  • コテで下地に塗りつける。
  • 混練後の可使時間は、およそ夏期30分、冬期60分。
U/DシッププライマーEV
【荷姿】混和材:14kg×2袋、混和液:18kg缶
練り上がり量 29ℓ/セット
標準施⼯厚み(ローラー、コテ) 0.3mm
施工面積 約96m2/セット
メインコート(U/Dシップレベラー)

〔1〕混練

  • 水道水6.3ℓ/袋を標準として、高速回転ミキサー(650rpm以上)でだまが無くなった事を確認できるまで十分に混練する。

〔2〕施⼯

  • 仕上げレベルを目標に流し込み、コテで均す。
  • 混練り後、長時間放置すると硬化が始まり流動性が低下するので、流し込み・均し・打ち継ぎは速やかに行う。
  • およそ3〜5時間で軽歩行可能となるので、必要に応じて表面補修を行う。
U/Dシップレベラー
【荷姿】25kg紙袋
混練水量 水道水6.3ℓ
練り上り量 16ℓ/袋
標準施工厚み 5.4mm
施工面積 約2.9m2/袋
トップコート(U/Dシップグラウト)

〔1〕前処理

  • トップコートを行う前に、清掃および気泡発生防止のためのプライマーを塗布。UプライマーGの4倍希釈液1回塗布が標準。

〔2〕混練

  • 標準混練水量(水道水)は1袋(25kg)あたり7.5〜10ℓとし、高速回転ミキサーで適度な軟度になるよう混練する。
  • 混練材料は加水後、夏期で30分以内、冬期で60分以内に使い切り、練り足し、再加水による練り戻しは避ける。

〔3〕施⼯

  • 全面塗りする場合は、気泡穴(ピンホール)は予め拾い塗りする。
  • 塗り付けは、金ゴテで押さえるようにシゴキ塗りを行った後、本塗り付けを行い、2回塗りで所定の塗り厚に仕上げる。
U/Dシップグラウト
【荷姿】25kg紙袋
混練水量 ⽔道⽔7.5〜10ℓ
練り上り量 19〜21ℓ/袋
標準施工厚み 0.3mm
施工面積 約65m2/袋
養⽣・不具合対策
  • 硬化するまでは、窓等を閉めて、急激な乾燥を避ける。(硬化不良・凝結異常対策)
  • 施工後3~5時間で軽歩行、翌日軽作業は可能だが、脚立等の点加重や衝撃は浮き等の不具合発生の原因となるので注意する。
  • 仕上げ材の施工には、通常3日以上の養生期間をおく。(表面水分8%以下目安)
  • 施工後60日以内には仕上げ材を施工する。
  • 白華が発生した場合には、乾燥後ポリッシャー等で除去する。

施⼯例

▲デッキコンポジション 上塗
▲デッキコンポジション 中塗